混んでいる駐車場。
あの車出そうだなと待っていると今入って来た車に停められてしまった。
「えっ?」「なんで?」イライラやムカムカが湧いてくる。目が合うとふんと無視された。
「私がモタモタしてたから?」「私に気づかなかった?」(これらは思考)事実はわからない。
だけど私がイライラムカムカを感じたことは事実、それでいい。
車を降りて文句を言いに(これは行動)言ったりはしない。
いったん冷静になって空いているスペースを探す。
(自分の意見を言う、というのも間違いではない、正解はない)
冷静を装ってはみたもののモヤモヤする。
奥に潜んでいるのは悲しみだ...軽んじられた気がして悲しかった。
そしてムカついた傷ついた怖かった。
本音を感じて癒していくと不快感情は減っていく。ように出来ている。それが『感情処理』理屈は簡単だ。
されど実践が難しい人には練習が必要だ。
本物の感情に重しをのせて蓋をしたり引き出しにしまって鍵をかけたり永久凍土のように凍らせたり(感情の抑制)または無いものとして無視したり意識から排除したり(感情の抑圧)そうやって自分を守り何年も頑張って生きてきたのだから。
自信がない、劣等感に苦しめられる、大声を出してしまう、やめたいのにやめられない。
本を読んだり勉強したりたくさん努力を重ねてきたよね。
奥にある怖さや傷つき悲しみ怒り寂しさ(本物の感情)に気づき手放せたら、その努力が活きてくる。
『感情処理法は、たまった不快感情そのものを処理していく手法です。私たちは頭ではわかっていても変えられないことが多くあり、また自分では気づかないで自分の感情を抑えていることもあります。これらが溜まっていくと大きなストレスを感じ、さらに心身の不調や考え方にも影響を及ぼしていきます。理屈よりも、嫌な気持ちそのものをスッキリさせていく感情処理法は、感情表出の苦手な日本人に合う実践的で効果的な方法です。』